従業員向けセキュリティガイドライン
関連方針: 情報セキュリティ方針、情報の許容される利用方針
関連管理策: A.5 組織的管理策、A.6 人的管理策、A.7 物理的管理策、A.8 技術的管理策
1. 目的
本ガイドラインは、{{組織名}}の全従業員が日常業務において遵守すべき情報セキュリティルールを定めることを目的とする。
2. 適用範囲
本ガイドラインは、以下の者に適用する:
- {{組織名}}の全従業員(正社員、契約社員、パート・アルバイト)
- 派遣社員
- 業務委託先のうち、当社施設内で業務を行う者
3. 入社時のセキュリティ責任
3.1 秘密保持義務 (A.6.6)
入社時に以下の事項を理解し、誓約すること:
- [ ] 業務上知り得た情報を第三者に漏らさない
- [ ] 退職後も秘密保持義務が継続することを理解する
- [ ] 秘密保持誓約書に署名する
3.2 セキュリティ教育の受講 (A.6.3)
入社後、以下の教育を受講すること:
- [ ] 情報セキュリティ基礎研修(入社後 {{期間}} 以内)
- [ ] 本ガイドラインの内容確認
- [ ] 部門別セキュリティ研修(該当する場合)
3.3 利用規約への同意 (A.6.2)
以下の規約・方針を確認し、同意すること:
- [ ] 情報セキュリティ方針
- [ ] 情報の許容される利用方針
- [ ] 個人情報保護方針
4. 在職中の遵守事項
4.1 情報の取扱い (A.5.12, A.5.13, A.5.14)
情報の分類
情報は以下のように分類される。分類に応じた取扱いを行うこと:
| 分類 | 定義 | 取扱いの例 |
|---|---|---|
| 極秘 | 漏洩により重大な損害が発生する情報 | 経営戦略、M&A情報、重要顧客情報 |
| 社外秘 | 社外への開示を禁止する情報 | 社内システム情報、従業員情報、契約情報 |
| 関係者限り | 特定の関係者のみに開示する情報 | プロジェクト情報、部門内情報 |
| 公開 | 公開しても問題のない情報 | プレスリリース、公開Webサイト情報 |
遵守事項
- 情報の分類に応じたラベル(表示)を付けること
- 分類に応じた保管・送信方法を使用すること
- 不明な場合は上長または ISMS 管理者に確認すること
4.2 パスワード管理 (A.5.17)
パスワードの要件
- 最低 {{文字数}} 文字以上
- 英大文字・英小文字・数字・記号を組み合わせる
- 推測されやすいパスワード(氏名、生年月日、連続した数字等)は使用しない
- 他のサービスと同じパスワードを使い回さない
禁止事項
- パスワードを他人に教えない
- パスワードをメモに書いて放置しない
- パスワードをメールや チャットで送信しない
4.3 クリアデスク・クリアスクリーン (A.7.7)
クリアデスク
- 離席時・退社時は、機密文書を施錠可能な場所に保管する
- 机上に機密情報を放置しない
- 不要な書類はシュレッダーで処分する
クリアスクリーン
- 離席時は必ず画面をロックする({{ショートカットキー}})
- {{時間}}分以上操作がない場合、自動でスクリーンロックされる設定を維持する
- ログイン状態のまま席を離れない
4.4 端末・デバイスの管理 (A.8.1)
会社支給端末
- 業務目的以外に使用しない
- 許可されていないソフトウェアをインストールしない
- OS・ソフトウェアのアップデートを適用する
- ウイルス対策ソフトを無効化しない
私用デバイス(BYOD)
- 会社が許可した場合のみ業務に使用できる
- 使用する場合は BYOD 申請を行う
- 会社のセキュリティ要件を満たすこと
4.5 リモートワーク (A.6.7)
リモートワーク時は以下を遵守すること:
- [ ] 会社が指定した VPN を使用して接続する
- [ ] 公共の Wi-Fi は使用しない(使用する場合は VPN 必須)
- [ ] 第三者に画面を覗かれない環境で作業する
- [ ] 機密情報を印刷しない(やむを得ない場合は使用後シュレッダー処分)
- [ ] 家族等と共用する端末で業務を行わない
- [ ] 業務終了後は会社システムからログアウトする
4.6 記憶媒体の取扱い (A.7.10)
USB メモリ等の外部記憶媒体
- 会社が許可した媒体のみ使用する
- 暗号化されていない媒体で機密情報を持ち出さない
- 使用後は確実にデータを消去する
- 紛失した場合は直ちに報告する
クラウドストレージ
- 会社が許可したサービスのみ使用する
- 個人アカウントに業務データを保存しない
- 共有設定は必要最小限にする
4.7 構外での資産管理 (A.7.9)
社外に会社の資産(PC、書類等)を持ち出す場合:
- [ ] 持ち出し申請を行い、承認を得る
- [ ] 移動中は常に手元に置く(車内放置、預け入れ荷物等は禁止)
- [ ] 暗号化・パスワード保護を確実に行う
- [ ] 盗難・紛失に備えて最小限の情報のみ持ち出す
5. セキュリティ事象の報告 (A.6.8)
5.1 報告すべき事象
以下の事象を発見・認識した場合は、速やかに報告すること:
- PC・スマートフォン・USB メモリ等の紛失・盗難
- 不審なメール(フィッシング、マルウェア添付等)の受信
- 不正アクセスの疑い(身に覚えのないログイン通知等)
- ウイルス感染の疑い
- 情報漏洩の可能性
- その他セキュリティ上の問題
5.2 報告方法
| 連絡先 | 連絡方法 |
|---|---|
| ISMS 管理者 | {{連絡先}} |
| 情報システム部門 | {{連絡先}} |
| 緊急時(夜間・休日) | {{連絡先}} |
5.3 報告後の対応
- 指示があるまで、該当する機器の使用を停止する
- 証拠となる情報(画面キャプチャ、メール等)を保全する
- 事実関係を正確に伝える
- 調査への協力を行う
注意: 報告を行ったことで不利益を受けることはありません。速やかな報告が被害拡大の防止につながります。
6. 退職・異動時の義務 (A.5.11, A.6.5)
6.1 資産の返却
退職・異動時には、以下の資産を返却すること:
- [ ] 会社支給 PC・スマートフォン
- [ ] 入館証・セキュリティカード
- [ ] 鍵
- [ ] 業務で作成・取得した資料(紙・電子データ)
- [ ] その他会社から貸与された物品
6.2 アクセス権の返上
- 業務システムのアカウントは退職日に無効化される
- 退職前に私用データを会社システムから削除しておくこと
- 業務データの私的コピーは禁止
6.3 継続する秘密保持義務
退職後も以下の義務が継続する:
- 在職中に知り得た機密情報の秘密保持
- 秘密情報を利用した競業行為の禁止(就業規則による)
- 違反した場合は損害賠償請求の対象となる可能性がある
7. 違反時の対応 (A.6.4)
本ガイドラインに違反した場合、以下の対応がとられる可能性がある:
- 注意・指導: 軽微な違反に対する口頭または書面での注意
- 再教育: セキュリティ研修の再受講
- 懲戒処分: 就業規則に基づく処分(重大な違反の場合)
- 損害賠償: 故意または重大な過失により損害が発生した場合
8. 関連文書
改訂履歴
| 版 | 日付 | 変更内容 | 承認者 |
|---|---|---|---|
| 1.0 | {{発効日}} | 初版作成 | {{承認者}} |